83歳のアプリ開発者で若宮正子さんという方がいらっしゃいます。
高校卒業後に定年まで銀行に勤め、退職金でパソコンを購入されたそうです。
その後独学でパソコンについて勉強されていて、老人会の皆さんにもパソコンを教えるようになられました。
宮坂さんいわく、パソコンを全然知らない方に手っ取り早く知ってもらうのはExcelが良いそうです。
Excelを方眼にして、セルや罫線に色をつけて日本の伝統的な模様を作ったり…と、特にご高齢の方にもわかりやすく教えられていたそうです。
そんな中、シニアが楽しめるアプリはシニアにしか作れないという考えのもと、「hinadan」というiOSアプリを作られました。
内容はとてもシンプルなのですが、専門用語などもなく誰にでもわかりやすいような説明がしてあったりととても工夫されていました。
若宮さんの話を見てみて素晴らしいと思ったところは、
・自分もシニア層だからこそ、どういう形にすれば良いかがわかる
・分からない人に教える際にとっつきやすい方法を上手く考えることができる
・新しい技術や自分が知らない技術などに対する知識欲
などです。83歳といえばだいたい60歳くらい年上の方ですが、人間としても技術者としてもとても尊敬できると思いました。