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☆スタッフITコラム☆
  RPAについて
 By やま 2018/08/27

RPAは英語でRobotic Process Automation=ロボティック・プロセス・オートメーションの略です。

どんなソフトかというと、バックオフィスにおける業務でこれまで人間が手作業で行っていた業務を自動化できるソフトのことを言います。
これまでは工場等ではロボットによる自動化は進んでいましたが、事務処理などのバックオフィス業務に関してはシステム化、効率化はされているものの、いまだにデータ入力情報チェックなどを人の手によってされています。今人手不足や生産性向上が社会でブームとなっており、それを受けてRPAも注目されています。

もう少しRPAについて詳しく説明すると、RPAにより主に事務作業の中の定型業務を自動化できます。(中には機械学習を搭載しているRPAもあり非定型の業務にも適用できるものもありますが。)
RPAに業務を実行してもらうには、人と同じようにRPAに業務を教えないといけません。
教える方法として、管理画面がありそこでドラック&ドロップでフローを定義しこういう場合はこうするなどのルールを定義していきます。後はExcelマクロみたいなこの操作を記憶するみたいにして教えることもできます。

RPAのメリットについて
@生産性の向上
当たり前のことですがロボットなので24時間365日休まず働いてくれます。
A品質の向上
ちゃんとRPAにルールを教えられていればそれ通りにやってくれ、人間で作業するよりもミスが少なくなります。
B人件費の削減
価格帯は非公開のものが多いですが、中には年間100万円から導入可能なものもいくつかありました。年間100万というとアルバイトの人を週3日勤務で雇用したぐらいの金額で、それに見合うだけ自動化できれば十分導入する価値はあるかと思います。

あと、システム的なことになりますが、
・既存で使っているシステムを改修しなくてよい。
・別々のシステムを横断的に操作できる
・ノンプログラミングでできるので、自社内で変更や改善が可能
などあげると良いことばかりに見えます。

一つ課題として挙げるならば、自社内でそのRPAソフトを管理・保守・運用できるかどうかかと思います。

そんなRPAソフトですが、もう身近なものとなりそうで、熊本県の宇城市の役場が職員給与や住民移動、会計、介護保険などの6業務にRPAを導入することが決まっており来年4月から実際に稼働するそうです。

宇城市が導入したのはNICE APAというソフトでイスラエルの会社が開発したものです。日本ではアイティフォーという会社がこのNICEのソフトを販売・導入支援しています。

私たちソフトウェア開発者としてはこれまでユーザ(利用者)が操作しやすいように画面設計を行ってきましたが、これからがロボットが扱いやすいようにという点についても考慮しないといけなくなる日も近いかもしれません。


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