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☆スタッフITコラム☆
  プロ野球のリクエスト
 By タカ 2018/07/09

 サッカーワールドカップで盛り上がっていますが、プロ野球ファンの私はプロ野球もワールドカップを見ながら応援を続けています。
今回のワールドカップでVAR(ビデオアシスタントレフリー)が判定に利用されていますが、日本プロ野球でも今シーズンから、「リクエスト」と呼ばれる審判の判定に対して異議を申し立てる制度が始まりました。
以前はチャレンジとかビデオ判定などと呼ばれ、ホームランやホームベースでのセーフ判定だけでしたが、今年からはそれ以外のプレーに対しても異議申し立てできるようになりました。
 
 1試合につき回数は9回までに2回、延長時に1回の利用となっています。例えば1塁を駆け抜けるバッターの足と送球をキャッチしたタイミングが微妙な場合や、ボーク、デッドボールの判定などにもリクエスト出来ます。リクエストが成功、つまり判定が覆ったらその回数は減りませんが、判定が審判通りならリクエスト失敗となり、回数が減ります。
細かい規定があって全てのプレーに利用できるわけではありませんが、自分が中継を見ている分には、リクエスト申請して、成功しているほうが多い気がしています。
成功率は公表されていないのですが、自力で調べた人がいました!6月中旬の数字で、それを見ると成功率は34%ほどとなっていました。自分が思ったほど成功はしていないようです。また、勝っている時負けている時の状況別ではどちらも40%ほどで、状況による成功率も変わりは無いようです。なお、チームによって成功率が高い、低いという状況があるようです。
 
 ただ、テレビ中継の画像を見て判定するので、どうしてもスローで見てもよくわからない時もあります。画像は球場内のスクリーンにも表示され、中継の画像にも表示されるのですが、どの角度から見てもよく分からない場合もあったりします。また、画像の見方に審判団もまだ慣れていないとう事もあるようです。
 
先日のリクエストではファール判定がホームランになったのですが、試合終了後に審判団が画像の操作を間違えていて、やはりファールだったとして謝罪する試合もありました。VARのような専用システムではなく、中継画像を利用するので仕方ありませんが、やはり将来的には専用システムを設置することが望ましいと思います。
 
 とはいっても、贔屓の球団のリクエストが通るとうれしいものです。審判も人間なので誤審はしょうがないかもしれませんが、試合の勝敗に関わるようなところで誤審があって負けてりするともやもやしたままになります。全ての判定が人間の審判からシステムに置き換わるという事は無いと思いますし、そうなるとスポーツの面白みも無くなるのですが、やはり正しい判定の結果で勝敗が決定するという事が大事だと思います。


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