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☆スタッフITコラム☆
  チラシアプリShofoo!(シュフー)の話
 By タカ 2018/03/26

 凸版印刷が出しているShufoo!というアプリがあります。チラシアプリです。この記事が載っていました。
 スーパーなどの企業がShufooにチラシを掲載します。ユーザーは住所の近所の掲載されたチラシを見る事が出来ます。お気に入りの店はブックマークしておけます。ユーザーの中心は女性で、小さい子供を持つ30、40代の女性が多いそうです。
 使って見たところ、私がよく行く近所のスーパー、ドラッグストア、家電量販店などは全て掲載されていました。

 Shufoo!は凸版印刷の社内ベンチャーで発表したのが雛形で、最初は企業のチラシをスキャンして企業のホームページに掲載していたそうです。Shufoo!のサイトもあってそこにも掲載していたそうですが、当初は企業ホームページからの閲覧が圧倒的に多かったそうです。10年ごろから、新規顧客を取り込みたいという企業の要望が多くなり、Shufooのプロジェクトに関わる人数も増え、プロモーション活動などに力を入れるようになったそうです。インターネット時代となり、そこから本格的に事業として黒字化するのに5年かかったそうです。

 チラシがユーザーに見られているか?というのを企業は気にしますが、それをきちんと説明してきた事が企業が増えた理由と考えられています。ユーザーがチラシをタップする回数をリアルタイムで見られるようにしたり、新聞の折り込みと同時にShufooにも掲載して、来店時にどの広告をみたかをアンケートする。また、折り込み広告よりも費用が3分の1になる事も説明してきたそうです。11年からは、それまで掲載するごとに費用が発生していたのを、掲載してチラシが閲覧される回数に応じて費用が発生する方式に変更しました。
 スマホの個人保有は15年頃には50%を超えるようになり、スマホユーザーが拡大した事、新聞を購読する人が減っている事、しかしチラシは見たいという人が増えている事などが、事業推進の追い風にもなっているとのことです。チラシや商品情報を掲載する企業が増え、情報量が豊富になり、ユーザーがShufoo!に集まる状況になっているそうです。

 凸版というと大企業というイメージですが、実は掲載企業に向けて地道な改善を繰り返して収益を出す事が出来たのだと思います。


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