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☆スタッフITコラム☆
  AIタクシー
 By タカ 2018/06/04

NTTが始めた、AIタクシー。
2月に法人向けに開始されたNTTのサービスです。
 
 現在から30分後の乗車需要をリアルタイムに予測します。携帯電話ネットワークを活用した人口統計情報とタクシーの運行データ、気象データや周辺施設情報などからデータを分析し、タクシーの利用需要をエリアごとに10分単位で予測。予測結果はタクシー事業者の配車システムやドライバー支援アプリなどを介してドライバーに配信されます。
 
配信するデータは、
「営業区域内500メートル四方ごとのタクシー乗車台数の予測値」
「乗客獲得確率の高い100メートル四方のエリアの情報」
「乗客獲得確率の高い進行方向」
「普段よりも人口が多い500メートル四方のエリア情報」
の4つ。
 
 東京と名古屋で実証実験を2016年末から2017年3月頃にかけて新人ドライバーにサービスを利用する実験を行なった結果、東京では1日あたり約3000円売り上げが増えたという事です。東京都心での1日平均売り上げは5万円弱と言われているそうで、6%ほど増えた事になります。名古屋では売り上げが1,200円程度だったそうですが、そこはタクシー需要の違いもあるらしいです。
 歩合制の会社が多いタクシー業界で、ドライバーの高齢化や人材不足が言われる昨今、新人でもすぐに結果を出しやすくなればドライバーの確保がしやくすなり、また、ドライバーごとの実車率(稼働率)のばらつき解消や底上げ、そして業務効率や生産性向上という効果が期待できるほか、タクシーの利用者にとっても、待ち時間が短縮するといったメリットがあるという事です。
 実証実験では売り上げが上がるだけでなく、効率よく客を拾えるようになりガス代も減ったという効果もあったとの事です。

 サービスが広がれば、いつか乗車するタクシーにもAIタクシーが装備されている事があるかもしれません。


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